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背景
ワシントン州運輸局は、暗渠(あんきょ、地中に埋設された水路)などの魚道の障壁を取り除くことで、河川への在来魚種の通路を回復および改善しています。ワシントン州西部では、州道の下に何百本もの橋やその他の構造物を建設し、魚が繁殖して成長するために上流の生息地に入れるようにしています。
これを達成するために、Interstate 90の下に2本、ベルビューの地方道路の下に2本の計4本の橋を建設し、Sunset Creekの自然な水流環境を取り戻します。これらの橋を建設し、暗渠を取り除くことで、1.65マイル(2.65キロメートル)にわたる生息地に在来のサケとスチールヘッドが入れるようになります。
スケジュール
このプロジェクトは、フェデラルウェイのSR 161と東キング郡のSR 202と203の2つのキング郡魚道プロジェクトとまとめて1つの契約にしたものです。この統合プロジェクトの建設は、I-90 Sunset Creekを皮切りに、2023年に開始し、2026年まで続く予定です。今後の通行止めなど、このプロジェクトの詳細については、I-90 Sunset Creekプロジェクトページでご覧いただけます。
プロジェクトの利点
このプロジェクトは、ワシントン州全体の河川を再びつなげるWSDOT(ワシントン州運輸局)の魚道回復プログラムの一環です。サケやスチールヘッドの魚道を改善することで、以下のような環境的、文化的、経済的利益がもたらされます:
- シャチを含む100種以上の野生生物に重要な食料源を提供する。
- 何千年もの間、サケとスチールヘッドに依存してきた伝統とライフスタイルを持つ部族の文化的つながりを維持する。ワシントン州は、条約で定められた漁業権を守り、サケが存在し、捕獲できるようにしなければなりません。
- 遊漁や商業漁業、生息地の回復作業を通じて、推定16,000人の雇用と5億ドル以上の収入を支援する。
河川が再びつながると、魚は採餌や繁殖、また、捕食動物や冬の高流量からの避難に必要な生息地に入りやすくなります。
部族との調整
ワシントン州西部の部族は、道路や高速道路沿いの魚道の障壁により、条約に基づく漁業権の行使が制限されています。1991年以来、進歩は見られましたが、2013年の連邦裁判所の差し止め命令により、WSDOTは州の暗渠で塞がれた生息地の90%を2030年までに開放することが求められています。このプロジェクトの設計段階で、WSDOTは、Muckleshoot(マックルシュート)インディアン部族と緊密に協力して、在来魚種の重要な生息地へのアクセスを開放してSunset Creekの活性化に役立つ要素を選択しました。